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“唾奇×Sweet William”から広げるグッドなアーティストたち ~Sweet William 編~

この記事はある意味、後編になります。

まだの方は前編→唾奇 編を読んでからこちらの記事へ戻ってきていただけると
どんな記事なのか分かりやすいと思いますので是非。

もう読んだよ!という方は引き続き下へお願いします!


 

さっそくSweet Williamを中心にアーティストを広げたいと思いますが、
まずは直接関わりを持ったアーティスト、3月14日にEPをリリースしたばかりのバンド “Yogee New Waves”から

今や音楽ファンで人知らない人はいないのでは無いかと思う人気ロックバンドですが、3月14日には6曲入り(intro含む)EP「SPRING CAVE e.p.」をリリース。

その6曲目に代表曲の一つでもある「Ride on wave」のSweet William remixが収録されておりSweet Williamとヨギーの両方好きな人を賑やかせたのはまさしく記憶に新しい所。

もちろんそのSweet William remixもapple music、spotifyで聞くことが出来るので絶対に聞いておくべき一曲となっています。

さらにヨギーは前作EP『Sunset Town e.p.』でも「Sunset Town」のRemixを収録しており、それを手掛けたのはあのDrianでした。

Drianから広げようとするとどこまでも行ってしまうので、ピンポイントに最近のグッドミュージックとつなげたいのですが、
橋渡ししてもらうアーティストが、Drianとも親交・当然コラボした楽曲もある”LUVRAW&BTB”のLUVRAW。

2016年に”鶴岡龍”に改名したとの事ですが、その鶴岡龍も参加した、こちらも3月14日にレーベルP-VINEからリリースを果たした”さとうもか”をピックアップしたい

https://www.youtube.com/watch?v=hslRnCYljjg

アコースティックギターで作るビートも美しいなと思うし、鶴岡龍のトークボックスとの歌声の絡みも絶妙でしかない。

それからタイトル、唾奇×hokutoの「Cheep Sunday」と似てるな、と思ったんですけどさとうもかの曲では完全に想い人との内容を歌ってて180度リリックの方向性が違って面白いなと思いました。

当然さとうもかのnewアルバム『Lukewarm』は他の曲も良いんですけど、ピックアップしたもう一つの理由として
雑誌「Sound & Recording」3月号のビートメイカー特集でSweet Williamのインタビューが掲載されているんですが、そこで「自分を形成する3枚」というディスク紹介コーナーで

“羊毛とおはな”というアコースティック・デュオを紹介していてすごく印象的だったのもあり、さとうもか とも通じるところがあるなと思っての紹介でした。

 

さて、少し話を戻して、Yogee New Wavesは昨年(2017年)の1月にメンバー編成がアップデートされているのですがそのタイミングでギタリストとして加入した竹村郁哉、そんな彼の所属しているもう一つのバンド、ampelを知って欲しい。

ampelは竹村郁哉、”plenty”にも所属していた吉岡紘希、さらに”TENDRE”こと河原太朗で構成されている三人組バンド。

TENDRE:河原太朗という「唾奇 編」でも名前を出したアーティストと違うルートで繋がってきて面白い。

曲についてもペトロールズと比較されることが多く、ゆったりとしたい時に聞けるグッドミュージックばかりなので、ぜひ未チェックの人に聞いてもらいたいバンドです。

 

ここで一度Sweet Willilamに戻して、過去にSweet Williamがリリースしたアルバムの中で何度も客演参加している”NF Zessho”をピックアップ。

ここ最近は、個人的に「Ah Uh feat.NF Zessho」(SWのアルバム『Arte Frasco』より )をかなりリピートしてるんですが
何を隠そう先日見たSweet Williamのビートライブで(おそらく)唯一、SWの過去発表曲の中からかかった歌モノでした。

*SoundCloud再生時、音量最大で再生されてしまう仕様になってます、ボリュームご注意ください

他の曲はこれまでのビートメイク元ネタや洋楽歌モノだったと思うんですけど唯一これが本人リリースの歌モノとしてプレイされてました。(記憶違いはご容赦ください)

それ以降NF Zesshoを聞き返しているんですけど、SWのアルバム『orange』にも収録されている”jet pilot(Awakening Freaks Remix)”、
その元曲はAru-2プロデュースでMV含めてカッコ良すぎ。

https://www.youtube.com/watch?v=SRUFtVW4EDQ

↓Sweet William remix

と、この記事を書いているまさにその最中にNF Zesshoのnewアルバムリリースが発表されました!
新作アルバム「CURE」を4/25(水)にリリースするとの事。

Manhattan Recordからのリリースという事で、彼の紹介も乗っているので下記リンクからチェックと予約必須でお願いします。
唾奇とSweet Williamもそれぞれ客演とプロデュースで参加している様子!

http://manhattanrecordings.jp/news/nf-zessho_cure_kaikin/

面白い取り組みというか、同一CDの中でNF Zesshoの単独版と客演版(another)と両方収録されてたりするんですね。楽しみです!

ちなみにnewアルバム収録の『Inner Child』はPitch Odd Mansionのコンピアルバム 『2 horns city #2』にも収録されていたこちらですね。カッコ良すぎ。

 

さてそんなNF Zessho、福岡を拠点に活動しているということもあり、次に広げたいのは”maco marets”

誰が言いだしたかその独特なフロウで踏むラップは「ネクスト 5lack」とも呼ばれており、kinz upとしてもかれこれ2年ほど激プッシュしているアーティストです。福岡出身のまだまだ若手のラッパー。

https://www.youtube.com/watch?v=ejAb8bl-Fwc

2016年にリリースした『Waterslide:2』という4曲入りEPの中の「0 AM feat.NF Zessho」という曲でNF Zesshoとコラボしてます。よくライブでも披露するのを見てきた曲。

ただ今見てみたらCDはソールドしてしまった様子。。
メルカリなどで適正価格で取引されていれば是非ゲットして欲しい一枚です!

公式通販サイト
https://macomarets.thebase.in/items/4072478 (ソールドアウト)

また、上に掲載している「summerluck」をはじめ、1stアルバム『Orang Pendek』しかり、
maco maretsの曲のほとんどはSmallCircle of Friendsの東里起によるトラックプロデュースとなってます。 有名な所ではクラムボンの「波よせて」の作曲者でもありますね。

『Orang pendek』も素晴らしいトラックとラップの曲で詰め合わせアルバムになっているので是非全曲チェックのほどお願いします。

ライブで良く披露する「XL」、「Daybreak」は特に必聴!「XL」はライブの時に載せるビートがまた特別なので現場で確認するしかない一曲です。

夏までには新しいアルバムをリリース出来そうだと先日のライブで宣言してくれたmaco marets、そのアルバムも全曲、もしくはほぼ東さんによるプロデュースとのことなので引き続きマストでチェック!

それから東さんのプロデュースするアーティストという事で次につなげたいところが、有名どころになりますが BASI(from 韻シスト)へ。

このビートとラップが最高に絡み合ってる名曲、「果てない」も東さんによるプロデュース。
このほかにも多様なアーティストのトラックプロデュースに関わっていてある意味Sweet Williamと近いポジションのアーティストともいえるかも知れません。

全て東さんのトラックで作られたBASIのアルバム『Mellow』は名盤でしかないので、もし未聴の方は是非。

 

さて、もう一度Sweet Williamまで回帰してビート提供のつながりから広げたいと思いますが、まずピックアップしたいのがこちら、
Prologue One – Warbo × Sweet William

Pitch Odd Mansionのクルーでもある”Warbo”とのコラボ曲。
もう3年以上前の曲ながら今でもこれに追随するトラックなんてないんじゃないかと思う重厚なSweet Williamのビートがカッコ良すぎるし、
warboのリリックは意味が分かりやすくて韻を綺麗に落としててめちゃくちゃ聞きやすい。

前述の『2 horns city #2』にもwarboは参加しているけどその曲はディスク内でもベストの一つです。
warboのリリック「繋がった縁徐々に広がってった、國枝のタクトに異論はねぇな」に衝撃を受けました。

押韻踏みすぎ、タクトってワードのチョイスのオシャレさ、もちろん意味もしっかり通ってるという最高のラインだと思います。

さらにこの曲は”illmore”によるプロデュースということで、ビートメイクグランプリの2015,2016でSweet Williamと共に決勝大会へ進出したという繋がりも。
illmoreについても先に書いたmaco maretsのremixをやっていたり、ケンチンミンとコラボしている楽曲も多いのでマストチェックで。

 

さて、もう一度改めてSweet William発信にて、まず紹介したいのが唾奇の「このビーツをありがとう、SW」というリスペクトたっぷりのラップも印象的なこちら

CHICO CARLITOの1stアルバム収録の曲という事で聞いた方も多いと思います。
客演に唾奇と、同じく沖縄出身のCHOUJIが1バースずつ蹴っているこの曲、CHOUJIの家族・仲間・地元を思う大人なリリックも落ち着きがあって良いなぁと。

そんなCHOUJIから、唾奇ともつながりの深い”LEAP a.k.a 鳥人間”へ繋げたい。

CHOUJI、KKとコラボしている↑この曲も、ゆったりとしたビートに 「今はまだダラしがねぇが少ししたら戻るから」と次から頑張るから今だけはダラダラさせてほしい というユルさが心地良い一曲。

LEAPはソロでのアルバム『urge』もリリースしていて唾奇とSlim Boyを客演に迎えた曲も収録。↓この曲ではmixにCHOUJIも参加しているとの事。
3人のラップも、トラックもカッコ良さ全開で、この曲以外の収録曲もすべて間違いないので”LEAP”はもっと知られるべきラッパーだと思います。

ちなみにLEAPは唾奇やglitsmotelなどのバックDJとしても活躍しているとの事で、
もし唾奇のライブに足を運ぶ際にはDJもしっかり確認するのが良いかと!

↓ urge – LEAP
http://diskunion.net/clubh/ct/detail/1007519933

*500枚限定なのにソールドしていない理由が分からない。。

 

以上です!

どうだったでしょうか?前週に公開した唾奇編と合わせて書いていてすごく楽しかったです。ディグっていてこの曲も関わってたのか。とか新しい発見もあったり
NF Zesshoについてはタイムリーなアルバムリリースの解禁もあり気合いを入れて書けました。

 

ベストプロデューサーとベストラッパーのがタッグを組んだ”唾奇×Sweet William”
ヒップホップシーンにおいては今押しも押されもされぬ二人だと思いますが、親交のあるアーティスト、コラボしているなどの関連曲についてみなさんもみなさんのルートでチェックすると面白いと思いますので是非!

またこんなコンセプトの記事、書きたいと思いますので今後ともお付き合い頂ければ幸いです。長い文章を読んでいただきありがとうございました!
唾奇編、Sweet William編で紹介したアーティストの中からも出演が決まっているイベント”Bringly up -vol.5-”も6月16日に渋谷LUSHで企画しています!Twitterフォローの上、続報アナウンスお待ちください!
https://kinz-up.com/Bringlyup5

 

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